2.ゼラチンのマーケット

 ゼラチンは、一般的に食用、医薬用、写真用、工業用の4つの用途に分類される。世界全体の生産量は、約30万トンといわれており、その内訳は70%が食用で、医薬用20%、写真用・その他10%とみられる。地域別には、ヨーロッパが全体の40%を占め、以下、北米20%、アジア・オセアニア20%、南米17%の順となっている。日本ゼラチン工業組合まとめによると、国内のゼラチン販売量は、約1万5000トン(2005)で、用途別には、食用が60%、写真用20%、医薬用15%、工業用5%の比率になっている。

 

 ゼラチンの用途と使用例を以下に示す。

<表2−1>区分使用例

食用

ゼリー、ババロア、マシュマロ、グミゼリー、打錠菓子、ヨーグルト、アイスクリーム、総菜、スープ、ハム・ソーセージの結着剤、酒のおり下げ剤 など

医薬用

ハードカプセル、ソフトカプセル、ミニカプセル、シップ剤、錠剤、トローチ、座薬、止血剤 など

写真用

写真フィルム、レントゲンフィルム、印画紙、印刷材料 など

工業用

楽器などの接着剤、研磨紙、マッチ など